ところで、現在の病院で行われる癲癇の治療は薬物に依存する傾向がある。一般的に抗痙攣剤と呼ばれる薬剤を使用するために、抗痙攣剤（抗てんかん薬）は文字通りの痙攣を抑制する薬剤であるので痙攣が発生する原因を治療してくれない。だけでなく、抗痙攣剤は認知障害とうつ病、不安障害、骨粗鬆症、出血、ホルモン異常などの副作用を起こすこともある。したがって、この本の著者は抗痙攣剤に依存している抜け出すよう勧め、必要なら低用量で使用されなければならないという。

この本の著者は、長年の研究の結果、癲癇患者への針治療と煎じ薬治療などの漢方治療が意味があることを分かるようになった。洋方では失敗したが、漢方治療を通じて改善される癲癇患者群が明らかに存在することを発見したのだ。でもこの本は漢方治療のみを強要しない。場合によっては、漢方治療と洋方治療を並行する必要があるという。MRIや脳波検査などの近代的な医療機器を使用すると正確な診断を下すことができ、患者の状態に応じて洋方のケトン食事療法とVNS手術が必要な場合もあるからである。また、抗痙攣剤はいくつかの問題にもかかわらず、癲癇の治療に役立つ場合もある。漢方煎じ薬療法と抗痙攣剤療法を並行する場合、痙攣調節が容易であることもできる。

難治性癲癇の分野で最適の漢方ㆍ洋方の統合診療を作って行っている専門家たちが書いたこの本は癲癇のすべての真実を入れようと努力したし、 漢方ㆍ洋方の協力的な診療の方法を提示しており、心の中でが苦しんでいる癲癇患者たちに大きな助けとなるだろう。